2010年3月7日日曜日

第12話 そのオヤジ軍曹 "呆然"


「誰だ!貴様は?あっ、あ・な・たは・・・・」

「私が紹介しようとした事をオヤジ軍曹に先を越されるとは・・・・・ 

認めたくないものだな、自分自身の。若さゆえの過ちというものを!

「紹介したかったんですか? " じゃあ少佐 " 。それじゃ~もう終わりましたのでこのままお帰り

ください」

「まぁ~、そう邪険にするな。代わりに私が提案する新商品を紹介しよう。上記画像を見給え!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「これぞ私が開発した新商品、名付けて " じゃあ少佐専用角ゴム印 " だ!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「下のゴムの部分はそのままに、上部は " じゃあ専用サック " を取り付けた優れた一品だ。

押印はもちろん、使用しないときはオブジェにもなり 癒して良し、感慨に耽るも良しだ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・。 あのぉ~、少佐。以前にも同じ事をしたの、覚えてます?」

「んっ、何かあったか?」

「すみませんが、その " じゃあ専用角ゴム印 " を押してもらえますか?」

「しかたがないな。見ていなさい。こうして力強く上から押して・・・・」

グサッ!プシュー!

痛てぇ~!。ツノが手を貫いたぁ~!赤い血がぁ~! 

" 赤い彗星 " だけに " 赤い " てかっ!

「おっ、オヤジ軍曹殿。こっ、この少佐・・・・・」

「うん、今更だけど、この少佐・・・ 思ったより " バカだ " という事が判ったよ」

「オヤジ軍曹殿。気が付いたんですけど、これって我々 " 量産型 " ならもしかしたら・・・・」

「・・・・・。バ〇ダイさんに提案してみようか?上等兵君・・・・・」



第12話完。第13話に続く・・・

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