2010年1月15日金曜日

第6話 そのオヤジ軍曹 唖然!


「だ、誰だ?」

「明けましておめでとう、オヤジ軍曹。今年もはりきっていくから 夜・露・死・苦!」

「なんちゅう挨拶してるのですか、じゃあ少佐。てかっ、その体は何ですか?」

「役職用印鑑ケースも良いが、それでもまだ不便。それで私は新開発したのだ!」

「・・・・・・。」

「名付けて ”両腕印鑑サック” だ!」

「・・・・・・。」

「両腕が印鑑ならばいつでも忘れずに持ち運びでき、尚且つ同時に実印と角印が押せるという優れた

アイテムなのだ。どうだ!すごいだろう?」

「え~とっ、少佐。それは良く考えて作ったんですか?」

「当たり前だ。こう言っちゃ悪いが君達より性能が良い私が考案したんだから!」

「ハイハイ。それよりもうお昼ですから早く弁当食べてください。こっちは忙しいのですから」

「了解だ、軍曹。さっ、高級死仕出弁当を食べよう。箸持って、あれ、箸落とした。弁当持って、

あっ弁当落とした。ちぇ、しゃ~ねぇ、茶でも飲むか、あぁ~茶碗落として割っちゃった。

も、物が持てないよ~

「ぐ、軍曹殿。この少佐・・・・」

「あぁ、体の性能は俺たちより上だが、頭の性能は俺たちより以下だな!」

第6話完。

※ご注意。今回ご紹介した「両腕印鑑サック」は販売しておりませんので、くれぐれも御間違え無い

 様、お願い申し上げます(オヤジ軍曹より)。

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