「だ、誰だ?」
「明けましておめでとう、オヤジ軍曹。今年もはりきっていくから 夜・露・死・苦!」
「なんちゅう挨拶してるのですか、じゃあ少佐。てかっ、その体は何ですか?」
「役職用印鑑ケースも良いが、それでもまだ不便。それで私は新開発したのだ!」「・・・・・・。」
「名付けて ”両腕印鑑サック” だ!」
「・・・・・・。」
「両腕が印鑑ならばいつでも忘れずに持ち運びでき、尚且つ同時に実印と角印が押せるという優れた
アイテムなのだ。どうだ!すごいだろう?」
「え~とっ、少佐。それは良く考えて作ったんですか?」
「当たり前だ。こう言っちゃ悪いが君達より性能が良い私が考案したんだから!」「ハイハイ。それよりもうお昼ですから早く弁当食べてください。こっちは忙しいのですから」
「了解だ、軍曹。さっ、高級死仕出弁当を食べよう。箸持って、あれ、箸落とした。弁当持って、
あっ弁当落とした。ちぇ、しゃ~ねぇ、茶でも飲むか、あぁ~茶碗落として割っちゃった。
も、物が持てないよ~」
「ぐ、軍曹殿。この少佐・・・・」
「あぁ、体の性能は俺たちより上だが、頭の性能は俺たちより以下だな!」第6話完。
※ご注意。今回ご紹介した「両腕印鑑サック」は販売しておりませんので、くれぐれも御間違え無い
様、お願い申し上げます(オヤジ軍曹より)。
0 件のコメント:
コメントを投稿